小田孔が首位に　池田は５打差２６位＜男子ゴルフ＞

男子ゴルフツアーの開幕戦、東建ホームメイトカップ（三重・東建多度ＣＣ名古屋＝７０８１ヤード、パー７１）は第３日の１７日、強風で各選手が苦戦し、この日スコアを伸ばしたのは２人だけ。前日２９位タイの小田孔明が５バーディー、２ボギーの６８をマーク。唯一アンダーパーの通算１アンダーで首位に立った。

２位はイーブンの丸山大輔、３位には７０で回ったツアー未勝利の２１歳・永野竜太郎ら５人が１オーバーで並んだ。トップから３打差以内に１７人がひしめく混戦で最終日を迎える。池田勇太はスコアを一つ落として４オーバーだが、前日の４２位タイから２６位タイに上がった。

２日間の予選は、大勢のギャラリーを引き連れる１８歳の石川、２４歳の池田と同組。「自分のリズムではなかった」とへきえきしていた前年覇者の小田孔が「強風の中としては完ぺき」と自画自賛のゴルフ。一気にトップに躍り出た。

時間がたつにつれて風が強くなったこの日。２組目の午前８時半という早めのスタートも幸いした。「最悪のところに打たなければいいと思った」と、狙い過ぎなかった分、誤算も少なめ。それに同組の小田龍（３３歳）と横尾（３７歳）は、３１歳の自分より年上。「プレーが速く、テンポが良かった」と小田。気楽に臨めた。

１番こそボギーでつまずいたが、２、４、５番でバーディーラッシュ。後半もボギー直後の１５番でバーディーを取り返し、１７番ではピン奥約２メートルのパットを決めた。

２連覇がかかる最終日。一昨年のドライビングディスタンス部門２位の「飛ばし屋」は、混戦模様にも「ショットに不安はない。この位置で優勝を目指さないとおかしい。風がなければ、とことんスコアを伸ばす」と強気だ。前日は息子の２歳の誕生日。ツアー４勝目のトロフィーを、プレゼントにするつもりだ。

順位を上げても池田の表情はさえなかった。前半５ホールで３バーディー、１ボギーと好スタートを切りながら、その後バーディーを奪えず息切れ。連日の時差ぼけより疲れが響いたと言い「朝からだるくて。もったいなかった」と池田。最終日はトップと５打差。「スコアを伸ばす。どんな状況になるかわからないから」と混戦に割って入る気概を見せた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100417-00000043-mai-golf

こちらは、強風とガラスのグリーンで殆どの選手がスコアを落とし、ある意味ムービングサタデーとなった･･･明日は、どのような決着を見るのか･･･こちらも目が離せない！