プレッセル首位に　藍は２０位に浮上　第２日

女子ゴルフのワールド・サロンパス・カップ（茨城ＧＣ西＝６６５５ヤード、パー７２）は第２日の７日、前日８位のモーガン・プレッセル（米国）が５バーディー、１ボギーの６８で回り、通算５アンダーで単独トップに躍り出た。宮里藍はイーブンでラウンドし、通算４オーバーで前日の５０位から２０位に順位を上げた。

トップに３打差の２位は曽雅妮（台湾）。１アンダーの３位は井芹美保子。服部真夕ら４人が４位に並んだ。横峯さくらは１オーバーの８位、諸見里しのぶは６オーバーの２９位。通算８オーバーまでの５８選手が決勝ラウンドに進出。有村智恵は９オーバーで予選落ちした。

スコアを伸ばせなかった宮里と、単独首位に立ったプレッセル。前週、ともにメキシコで米ツアーを戦った２人が明暗を分けた。この日に限って言えば、その差を生んだのはパットだった。

１２番（パー５）。３打目を残り１．５メートルにつけた宮里は、いつものようにラインを読み、しっかり打ったつもりだった。ところがボールはカップの右をすり抜ける。前半９ホールで三つスコアを伸ばし、勢いに乗りかけていた宮里にとっては、痛いミスになった。

対照的にプレッセルは４番（パー４）で約８メートルのバーディーパットを沈めると、１０番（パー４）では２打目をピンまで約２メートルにつけ、確実にバーディーをものにした。最終的に五つのバーディーを奪ったプレッセルに、ここ一番でのミスはほとんど見当たらなかった。宮里は「１２番でバーディーパットを外し、リズム、流れが悪くなった。プレッセルはパットがいいし、地道にスコアを伸ばしていたのでは…」と。

メキシコでは、宮里が優勝し、プレッセルは下位に低迷した。疲労度は違うだろう。また、日本で行われる試合では当然、重圧のかかり方も違ってくる。「２人（宮里と曽雅※）に注目が集まり、私はダークホース的な存在なのでは」とプレッセルは笑う。

あと２日。宮里はどこまで追い上げられるか。敵は、逃げ切りを図るプレッセルばかりではないようだ。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100507-00000075-mai-golf

三塚問題に揺れる女子ゴルフ界だが、ツアーは何事もなかったように進み、米女子ツアーの兵達が、上位に上がってきた！それに対し、宮里藍を筆頭とした日本勢がどう立ち向かうのかが楽しみ！