桃子、右ひざ限界…ツアー長期休養の可能性も

女子ゴルフツアーのヨネックス・レディース最終日は３０日、新潟県長岡市のヨネックスカントリークラブ（６３９３ヤード、パー７２）で行われ、通算２オーバーの１９位に終わった上田桃子（２３＝ソニー）が開幕以降、悩まされている右ひざ痛のため、ツアーから離脱する可能性が出てきた。

試合を組んでいない今週中に検査を受けて今後の方針を決める予定。また、７１にまとめた全美貞（２７＝韓国）が初日から首位を守り続け、通算９アンダーで今季初勝利、通算１４勝目を挙げた。

右ひざ痛に悩まされる上田が苦しい決断を迫られることになった。オフのトレーニングで違和感を覚え、２月から痛みも出てきた。その後もテーピングなどをしながら試合を消化してきたが、ついに限界に達した。今大会は気温の低かった予選ラウンド２日間は立っているだけでもつらい状態だった。

暖かくなった最終日こそ７１で回り、１９位に順位を上げたが「ごまかしながらやっても自分のためにならない。しっかりと時間をかけてでも治した方がいいのかも」とツアーを長期欠場する可能性も口にした。

関係者は「もともと半月板の形が良くないらしく、ひざに水がたまっている状態。手術しないと治らないという医者の意見もある」と最悪の場合は手術の必要性もあるという。ただ、シーズン中で６、７月には海外メジャー３試合を控えていることもあって上田自身は「大きな治療はしたくない。基本的には（痛みと）付き合いたい」とメスを入れるのは回避したい考えだ。

次戦に予定したサントリー・レディース（６月１０日開幕、六甲国際ＧＣ）にも「基本的には出たい」と話すが、今週は大阪や東京で精密検査を受ける予定。診断を受けて、今後の方針を決めることになる。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100531-00000035-spn-golf