石川遼が練習Ｒ、地元紙も熱視線　全米ＯＰ

【ペブルビーチ（米カリフォルニア州）１３日（日本時間１４日）】

男子ゴルフの今季メジャー第２戦「全米オープン」は１７日から４日間、ペブルビーチＧＬ（７０４０ヤード、パー７１）で開催される。石川遼（１８）＝パナソニック＝にとっては、唯一出場経験のなかった最後のメジャー。６０歳のトム・ワトソン（米国）、米ツアー本格参戦後も勢いに乗るロリー・マキロイ（２１）＝英国＝と予選同組となり、周囲の注目度も急上昇だ。

待ちかねた。８日に渡米し、時差ぼけ対策の練習を消化していた遼クンが、会場がオープンしたこの日、コースへ飛び出した。前半９ホールを練習ラウンドして、その変貌ぶりに顔色をかえた。「すべてが違う。コースの難しさに、より一層磨きがかかっている」。

２月の「ＡＴ＆Ｔナショナル」（予選落ち）で経験したコース。芝密度、グリーンの硬さなどメンテナンスの飛躍的な向上に驚いたが、イメージ通りのメジャー仕様は闘争心もかき立てる。

先週末発表の予選組み合わせも拍車をかける。メジャー８勝、昨年の全英オープンでもプレーオフの末に２位となるなど６０歳の名手ワトソンと同組でプレー。「すでにかなりの緊張感がある」。

地元紙「ザ・モントレー・カウンティー・ヘラルド」も、全米オープン特集号の表紙にワトソンと遼クンらの写真を使って世代別に編集。「１０代の大物」として、日本のスターを紹介し、５月に記録した世界最少スコアの５８は「歴史的ラウンド」として１８ホールの全スコアを掲載している。５月に米ツアー初優勝を飾った気鋭、「２０代」で取り上げられたマキロイも同組とあって、３人への注目度は熱い。

「初出場の大会。どんなことが起こっても仕方ないと思って全力でやる」。若き冒険心が、未知の世界を克服する。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100615-00000008-sanspo-golf

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