石川遼、好発進！冷静に残り３日間を見据える

「４日間、同じ精神力の強さでプレーできるよう今日は１００あるうち２５の力を使った」。昨年は予選落ちだった１８歳の石川は初日を５バーディー、１ボギーの４アンダーで終え、予選突破の手応えをつかんだ。

昨年プレーオフで敗れて２位となった６０歳のワトソン（米国）、２００７～０８年大会２連覇のハリントン（アイルランド）と同じ１６組でのスタート。時折、雨がパラついたが、風もなく、スコアを伸ばす絶好のチャンスとなった。

ハリントンは石川を「恐れを知らない若き日のトム・ワトソン」と評する。１番でバーディーチャンスを逃した石川は少し悔しそうな表情を見せたが、３番で約１・５メートルのバーディーパットを沈めて、完全に流れに乗った。

「自分でも意外なほど良いプレーができた」という石川はショット、アプローチ、パットもさえ渡った。老雄ワトソンも１オーバーとベテランらしい落ち着いたプレーを見せた。ゴルフの聖地で２人のワトソンが会話しているようだった。

そのワトソンが「真っすぐ引いて真っすぐ打つ。そんな打ち方は老いた私にはもうできない」とうなった石川のパットは１８番、１メートルのバーディーチャンスも逃さなかった。

英国の賭け屋がウッズに次いで優勝候補の２番手に挙げる英国・北アイルランドの２１歳マキロイは９アンダーと絶好調。石川は「あと３日間で残り７５の力を使っていく」と冷静に勝負を見据えた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100716-00000504-san-golf

アプローチが際立ってよかった石川遼！このまま行けば、予選突破だ！７月１６日午前１時１５分現在、アンダーの日本人選手は、宮瀬博文が１アンダー６０位タイでホールアウトし、谷口徹が３アンダー２９位タイでラウンド中。