昨年の雪辱か！7年越しのリベンジか！はたまたニューカマー登場か！

＜日本女子オープンゴルフ選手権競技　初日＞◇30日◇大利根カントリークラブ(6,570ヤード・パー72)

茨城県にある大利根カントリークラブを舞台に開幕した、国内女子メジャー第3戦「日本女子オープンゴルフ選手権競技」は初日が終了して、4アンダーの宮里美香と上原彩子が首位に立った。

3位には李知姫(イ・チヒ)(韓国)、4位タイには有村智恵と不動裕理、宮里藍は10位タイ、横峯さくらは16位タイ、上田桃子は27位タイとなっている。

首位タイに立った宮里(美)は、アグレッシブに攻めていきINスタートの13番、16番でバーディ。前半を2アンダーで折り返した。後半は1番でボギーを叩くが、3番バーディのあと、5番では3打目がチップインとなりバーディ奪取。最終ホールの9番でも5メートルのバーディパットを沈め5バーディ・1ボギーでホールアウトした。

昨年大会は悔しい思いをした。2日目に単独首位に立ち、3日目には2位に4打差をつけたが、最終日に78と失速。戴冠には届かなかった。それでも宮里は「去年は去年で忘れようとしてますし、新しい自分をつくっていこうと思っている。良い経験をさせてもらったので、その経験を無駄にしたくないと思ってます」と前向きにとらえている。

「自分のゴルフに集中したら結果はついてくると思います。あまり意識しすぎないようにしたい。スコアとか順位をあまり気にせず、内容重視でいきたい」米国ツアーで戦い続け、一回り成長してきた宮里が残り3日、どんなプレーを見せてくれるか注目したい。

そして、首位タイの上原。遡ること7年前。まだプロ入会前の2003年大会で、首位にわずか1ストローク差の3位タイという成績を残している。「あの時にチャンスを逃して、リベンジをしたいタイトルの１つです」と、今でも記憶に強く残っている様子。「あの時も、パットがすごく良かったんです」と、当時の自分を投影させているようだった。

「メジャーだし、どの選手も一番獲りたいタイトル。あと3日間も耐えて、どれだけガマンできるかだと思います。頑張りたいですね」と、7年越しのリベンジに向けて闘志を燃やしていた。

【初日の順位】
1位T：上原彩子(-4)
1位T：宮里美香(-4)
3位：李知姫(イ・チヒ)(-3)
4位T：有村智恵(-2)
4位T：不動裕理(-2)
6位T：成田いずみ(-1)
6位T：イ・ナリ(-1)
6位T：佐伯三貴(-1)
6位T：ヤニ・ツェン(-1)
10位T：宮里藍(E)他5名
16位T：横峯さくら(+1)他10名
27位T：上田桃子(+2)他10名

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